不正咬合による生活への影響とは?

~対人関係への影響~

不正咬合による生活への影響は性格や対人関係への影響も心配です。笑うときや人と話をするとき、手で口元を隠すくせがありませんか。思いきり口を開けて笑うのをためらっていませんか?

~生活への影響~

【歯並びやあごの形が気になる】
1998年に矯正歯科の会員が行った調査(回答者125人)では、「口を手で隠す」と答えた人が89.6%だったそうです。
これに対して、アメリカのある調査では、隠す人が16.7%、イギリスでは誰も隠さないという調査結果があります。
人に歯を見せないのを礼儀とする日本の文化的風土もありますが、「なぜ口を手で隠すのですか?」という質問をすると、やはり「八重歯、デコボコ、歯の状態が悪いので」という答えだったそうです。
また、歯が1本抜けただけで顔が急に老けて見えることからもわかるように、悪い歯並びは顔全体の印象に悪影響を与え、自分の外見が気持ちの負担になり一種のコンプレックスを感じるケースがあります。なかには、勉強や仕事も手につかない人もあり、歯並びや口元が気になる人が多いのは事実です。

【対人関係で消極的になる心配】
人の第一印象は、出会った最初の10秒で決まるといわれますが、印象を左右する多くは顔のつくりです。例えば細くてシャープなトあごは、切れ者の印象を与えます。半面、温かみに欠け、そこから冷たい感じを受ける人もいるでしょう。
しかし受け口を治し、口元が自然な形になることによって、人に温かい感じを与えることができるというのは確かです。
口が自然に開いてしまう症状では、口元がだらしなく見え、対人関係で消極的になる例があります。
また、出っ歯の人の場合には、口を閉じるとあごの先(おとがい)の筋肉に緊張を与えて俗にいう梅干し状のしわができ、気分や意思に関係なく、ムッとした不機嫌な印象を与えてしまうことがあります。
アメリカでは、エグゼクティブや管理職になるためには、スリムな体形ときれいな歯並びで人に好印象を与えることが必須条件とされ、矯正歯科治療が社会に定着しています。
日本でも遠からずそうなることと思われます。

【発音への影響】
歯並びが悪いと発音が不明瞭にもなります。例えば英語のs、z、ts、dzなどの歯音や、p、b、mの両唇音、t、d、n、rなどの歯茎音。日本語では、タ、ダ、ナ、ラ、サ行などが不明瞭な発音になります。
理由としては、受け口や出っ歯の人の場合には、発音する際に息が漏れ、発音が聞き取りにくくなることがあります。また、上下の前歯の間が開いている開咬の人でも、同様にすき間から息が漏れるということがあります。

【ストレス解消への影響】
かむことでストレスが解消できるという説があります。野球選手が試合中にガムをかんで瞬発力を高めたり、緊張感を逃がしたりしているシーンはよく見られますが、ハンカチをグッとかむと、高ぶった感情がおさまることも、経験的に知られています。
以上のさまざまな例で、悪い歯並びは外見以上に健康と深く関わっていることを理解してください。
きれいな歯並びに支えられた明るい笑顔はコミュニケーションの基本であり、その重要性は、国際化の進む21世紀でますます高まるものでしょう。

~食生活の変化により、アゴの小さな子どもが増えています!~

歯ならびが悪くなる原因のひとつに、遺伝的な影響が挙げられます。両親のどちらかが出っ歯なら、子どもも出っ歯になりやすいとはいえるでしょう。生まれつき歯の数が足りない、あるいは歯の奇形なども、遺伝的影響によるものと考えられます。ただ、親と同じ症状だから遺伝といいきれるほど単純なものではなく、歯ならびの異常には複雑な原因がからみ合っています。
最近は子どもの数が減っているにもかかわらず、矯正治療を必要とする歯ならびの悪い子どもは増える一方です。ということは、むしろ現代人の生活環境に歯ならびが悪くなる大きな原因が潜んでいると考えたほうがよさそうです。
現代人に歯ならびの異常をもたらす原因として、アゴの発育不足が挙げられます。
最近はアゴが小さく、ほっそりした顔の子どもたちが増えてきているのです。子どもばかりか、20代の若者たちにもそうした傾向が見受けられます。「小顔」のほうがかっこいいと思うのか、若い女性の多くは小顔にあこがれるようですが、これは歯の健康にとっては決して好ましいことではありません。歯の数は昔も今も変わらないのに、アゴが小さくなれば、歯の並ぶスペースが足りなくなり、これが歯ならびの異常の大きな原因になっているのです。
では、どうして現代人のアゴは小さくなってきたのでしょうか。それは食生活の変化によるものです。子どもたちの好きな食べものとして挙げられるものを見ると、ハンバーグやカレーライス、スパゲティー、サンドイッチなど、しっかりかまなくても食べられるやわらかいものばかりが目につきます。かつての日本人の食卓とは異なり、骨ごと食べる小魚や、繊維の多い根菜などは敬遠されがちです。おやつもおせんべいより、スナック菓子やケーキが好まれ、軟食傾向が進んでいます。しかも食事に時間をかけるより、ほかにしたいことがたくさんありすぎるのか、ゆっくりかまずに、そそくさと食事をすませたがる傾向にあります。
その結果、アゴの骨が十分に成長せず、歯ならびの悪い子どもが増えてきたといえるのではないでしょうか。さらに昔に比べて栄養がよくなっている分、歯は大きくなる傾向にあるともいわれます。これではますます歯がきれいに並びきれなくなってしまいます。アゴの骨の発達を促すためには、しっかりかむ習慣をつけることです。それには普段からかみごたえのあるものを意識的に食べるようにしましょう。

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